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2020-03-20 01:00

社会

海外交通・都市開発事業支援機構、ヤンキン地区都市開発事業に参画

JOIN
鹿島建設の複合開発事業に出資と債務保証
株式会社海外交通・都市開発事業支援機構(以下、JOIN)は、鹿島建設株式会社が2017年に着手した、ミャンマーのヤンゴン市内ヤンキン地区における複合開発事業に参画することを発表した。

JOINは、日本企業や海外のパートナーと共同して事業の実施を担うインフラファンドであり、日本とミャンマーの政府間協議の枠組みを活用した、官民連携(PPP)による公有地開発のモデルとして推進している、同事業への参画を検討してきた。

そして、国土交通大臣の認可を得て、同事業に対し、最大約57億円の出資と最大約137億円の債務保証を行うこととなった。

多岐にわたるノウハウを移転し経済発展に貢献
この事業は、ヤンゴン中央駅の北約5kmのヤンキン地区に位置し、オフィス、ホテル、長期滞在者用ホテル、商業施設からなる、延床面積17.5万平方メートルの大型複合施設の開発運営を行うもの。竣工は2024年度中の予定。

鹿島建設は、計画・設計段階から施工、運営の全段階を通じて、先進的な設計・エンジニアリング・施工技術、また、不動産開発や環境、安全等の多岐にわたるノウハウを、ミャンマーの官民に技術移転することで、ミャンマーの良好な街づくりと経済発展に貢献することを目指している。

さらに、敷地内に道路を施設しバス停留所やタクシー乗り場を整備することにより公道の渋滞緩和を行うとともに、郵便局等公共サービスに係るワンストップセンター及び児童用図書館の整備や災害時避難場所の提供、コミュニティーバスの運行等により周辺地域にも寄与する。

本事業がJOINとの共同事業になることで、政府間協議の枠組みがより強固になり、国際的な信用が増し、事業の安定化が期待される。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

株式会社海外交通・都市開発事業支援機構
http://www.join-future.co.jp/news/pdf/20200317_01_01.pdf

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