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2013-06-01 18:00
その他
HIV感染者への差別なき社会を呼びかけ

キャンドルライトイベントで、アウンサンスーチーが意見表明
ミャンマー最大の政党、国民民主連盟の代表、アウンサンスーチーが、HIV感染者への差別問題に対して、差別ではなく支援をすべきだとの意見を表明した。(画像;UNAIDSサイトより)
同氏は、5月26日にインヤレイクホテルで行われた、インターナショナルAIDSキャンドルライトメモリアルに出席した。
このイベントで、同氏は、HIV感染者への差別は恥ずべき行為であるが、差別を行う人の中には、正しい知識を持っていない故に、自分への感染を恐れている人がいる、と指摘。官民が一体となって、HIV・AIDSに対する正しい知識普及のための教育活動を行うことが必要であると主張した。
治療を受けている人はまだ、25%程度
ミャンマーでは、現在約225000人のHIV感染者が報告されている。このうち、抗レトロウイルス療法を受けている人は54000人に上り、これは3年前の29000人に比較して、増加しており、治療が普及しつつある状況が確認された。とはいえ、未だ感染者の4分の3の割合にあるため、今後も必要な治療が受けられるような政策や働きかけが必要であるとされている。UNAIDSのミャンマー担当者であるEamonn Murphy氏は、関係者一同が力を合わせて、2015年までに抗レトロウイルス療法を受けられる人が倍になることを目標にしているとした。
また、ミャンマーは現在、Global Fund to fight AIDS, TB and Malariaによる補助金の給付を申請しており、6月半ばに審査結果が明らかになる。The Global Fundでは、2013年から2016年の間に、HIVへの取り組みとして1億6100万ドルの予算を計上しており、この審査に通過することで、ミャンマーのHIV対策にさらなる進展が起こることが期待されている。
外部リンク
National League for Democracy
http://www.nldburma.org/
Global Fund to fight AIDS, TB and Malaria
http://www.theglobalfund.org/en/
Daw Aung San Suu Kyi calls to end stigma and discrimination towards people living with HIV
http://www.unaids.org/en/resources/
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