ミャンマーニュース

ラカイン州社会問題担当大臣であるChan Thar博士によると、2016年に始まったシットウェー総合病院の改修工事は、2019年に完了することを目標としている。

28億チャットを掛けて2016-2017年度に開始された改修計画により、200床を持つ既存の2階建て病棟の後ろ側に、300床を収容する新しい4階建ての病棟を建設する工事が行われている。

ラカイン州では、500床の病院が1つ、200床の病院が2つ、100床の病院が4つ、50床の病院が25、そして16床の病院と野営病院を含む68の病院が、医療サービスを提供している。その中でも、シットウェー総合病院は、ラカイン州にとって重要な役割を果たしている。

病院では、地域の患者だけでなく、病院が食糧や宿泊施設を提供していたIDPキャンプの患者にも医療サービスを提供しており、腸チフス、黄熱病、ポリオ、マラリアの治療も行われている。

Chan Thar博士は、次のように述べた。

また、政府と慈善団体は、6ヶ月前から病院内の患者に栄養分を提供しており、政府が予算を増やすにつれて、低コストで患者に無料で高い医療補助食品を提供することができる。

また、これまで病院には64人の医師がいたが、これは基準の214人の30％であり、最近になって21人の医師が派遣された。しかし、看護師で63％、管理職員で37％、一般労働者で28％、トータルで40％しか基準を満たしておらず、労働力不足は深刻である。

これに対し、ラカイン州政府も必要な労働力の確保に尽力しており、医師や医療スタッフのための4階建ての建物も建設されている。

ラカイン州のほとんどの病院には、X線撮影装置とラボラトリーが装備されている。これらの設備は、国のグリッドに接続されている病院では使用することができるが、電力のない地域では使用することができない。

ラカイン州には、121の地域診療所と500の補助診療所があり、政府が必要な医薬品を提供している。

また、殺虫剤処理された蚊帳の配布、医学教育協議の組織化、血液検査なども、病気の予防策として行われている。医療部門の職員が不足している場所では、研修を受けたボランティアスタッフと社会団体が、トイレプロジェクトなど、水と環境を清潔に保つためのプロジェクトを実施している。

さらに、公衆衛生サービスの一環としてワクチン接種プロセスも実施されており、現在、腸チフスやHIVエイズ、狂犬病や日本脳炎を含む11種類の予防接種が行われている。日本脳炎の予防接種は、昨年の11月と12月に、すべての村で15歳未満の子供に実施された。

テロリストが発生した地域の一部の医療機関を除き、すべての医療機関は週3日程度開いており、残りの日には医療従事者とスタッフが医療サービスを提供している。

（画像はプレスリリースより）

外部リンク

ミャンマー情報省
http://www.moi.gov.mm/moi:eng/?q=news/4/03/2018/id-12893