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2019-03-29 13:00

社会

アラカン軍とミャンマー国軍がマウンドーで戦闘:複数の死傷者

アラカン軍
2日にわたる攻撃
ミャンマー情報省によると、同国ラカイン州マウンドーで警備作戦を実行している国軍が、3月25日と26日に反政府勢力であるアラカン軍(AA)に攻撃されたという。

25日の朝、国軍部隊がNga San Bawクリークの東岸に到着したとき、対岸のマングローブ林の中にいた約10人のAA隊員が発砲。約10分間の発砲の後、AA隊員は西に向かって撤退したという。

また、翌日となる26日、同州Kyauktaw郡区で道路警備作業を行っていた国軍部隊が、重武装のAA隊員約150人に2度にわたり攻撃を受けた。

この衝突により国軍とアラカン軍の部隊員が複数人負傷し、国軍はAA隊員の遺体と武器類3つ、関連資料を押収したという。

戦闘が続くラカイン州
ミャンマー国軍は2018年12月、2019年4月30日まで武装勢力との停戦を宣言している。これは不安定な和平プロセスを進展させることを目的としているが、停戦が全面停止されたのはカチン州とシャン州のみで、ラカイン州は含まれていない。

戦闘があったマウンドー周辺は2017年8月に警察施設などが襲撃されたエリアで、その襲撃がきっかけとなりロヒンギャ問題が勃発した。その後は危険エリアとして観光客や外国人などの立ち入りが制限されている。

AAは同エリアの町や村、採掘路などを攻撃。今回は、保安作戦を続けている国軍に対しても攻撃してきた。

ミャンマー国軍最高司令官の発表によると、国軍部隊は道路の安全性と地域の安定性を向上させるために作業しているという。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

ミャンマー情報省
http://www.moi.gov.mm/

ミャンマー情報省のプレスリリース
http://www.moi.gov.mm/news/

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