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2014-07-27 17:00

社会

【国境なき医師団】不安を残しつつもラカイン州での医療活動再開を歓迎

国境なき医師団
早急に活動を再開する見通し
今年2月からラカイン州での医療活動停止を余儀なくされていた国境なき医師団(MSF)は、ミャンマー政府とラカイン州政府により、医療行為の再開を許可されたことを歓迎すると発表した。

MSFアムステルダム事務局局長Marcel Langenbach氏は、「この進展について慎重でありながらも高く評価する。ラカイン州での医療活動には多くの課題があるものの、なるべく早い治療再開を望んでいる」と述べている。

MSFは、国民に医療を受けることができるよう政府が人道支援機関に自由な権利を与えることが重要だとの考え。現在の状況がとりわけ敏感な環境-共同体の間に生じる緊張-であることを理解した上で、独立した国際組織としての役割を果たすことだろう。

MSFは2月以降もラカイン州での活動を再開するため熱心に活動。医療サービスの準備が整い次第、早急に活動を再開する見通しである。

(画像はMedecins Sans Frontieresより)

ラカイン州の人々には必要な医療支援
MSFは、1992年よりミャンマーで医療活動を開始し、20年以上の実績をもつ。

2月に活動が停止されるまでは、24のキャンプとラカイン州の孤立した村で暮らす避難民のために医療活動を行っていた。

2013年には、医師や地域医療従事者は、HIV、結核、栄養失調、マラリア、産前・産後のケアやメンタルヘルスなど40万人以上の診察を実施。

MSFの活動再開を一番喜んでいるのは、ラカイン州で暮らす人々であろう。


外部リンク

国境なき医師団(日本語)
http://www.msf.or.jp/

Medecins Sans Frontieres(英語)
http://www.msf.org/

MSFのプレスリリース
http://www.msf.org/article/msf-welcomes

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