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2013-11-05 15:00

その他

ロヒンギャ族が遭難、行方不明者多数

ロヒンギャ族
転覆により、数十名の行方不明者
ミャンマー沖でロヒンギャ族を乗せた船が転覆した。この事故で、数十名が行方不明となっている。転覆時、乗船していたのは、男性38名、女性28名の計66名だった。これまでに6名の生存者が見つかっている。

ラカイン州のロヒンギャ族を乗せた船はマレーシア方面に向かっていたと思われる。少数派であるこのムスリム集団は2012年から、多数派である仏教徒のビルマ族の弾圧により、周辺諸国へ難民として避難をせまられていた。

行方不明者たちの多くは、ラカイン州都、シットウェからの難民であると推測される。
Image:by European Commissi on DG ECHO(画像はイメージです)

ラカイン州で起きている民族紛争
ラカイン州は、2012年6月、イスラム教徒と仏教徒の民族衝突による暴動で、200人以上の死者を出し、さらには14万もの人々が双方の暴力を逃れるため、避難民となった場所だ。

数千人にもおよぶロヒンギャ難民たちは、それ以降、マレーシアや、それ以南の国々をめざし、人員過剰の船にのりこみ、危険にさらされながらミャンマーから脱している。

国連によると、ロヒンギャ族は、世界的にも最も迫害されている民族のひとつだと評価されている。ロヒンギャ族の難民の数は今後さらに増えると予想されている。国連は、ミャンマー政府に対し、民族紛争の解決を強く要求している。



外部リンク

La Montagne
http://www.lamontagne.fr/france-monde/actualites/

RIA NOVOSTI
http://fr.ria.ru/world/20131103/

Le Monde
http://www.lemonde.fr/asie-pacifique/
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