2021-06-22 10:00
経済
支援で森林破壊問題を考える
エサジョ郡における支援活動
2021年6月14日、公益財団法人オイスカ「子供の森」計画はミャンマーにおける活動について、紹介した。子供の森計画では、ミャンマーの中央部のエサジョ郡における支援活動を継続中だ。
エサジョ郡は年間降雨量が少なく、主な産業は木の栽培やお香の生産である。この地域で栽培された木は、タナカという日焼け止めや化粧品に使われている。エサジョ郡にあるユアンゲ学校は2020年、学校閉鎖が続いたが、規模や回数を縮小しながらも「子供の森」計画の活動を継続することができた。
森林破壊の問題 への取り組み
植林は3回に分けて実施、人数の調整に成功した。樹種については学校と相談、ニームやタマリンドなど、非常時の食糧にもなる種類をメインに選んだ。また、緊急募金や企業支援などを通じて、雨水タンクや手洗い場の設置の支援も実現できた。森林破壊の問題について、ユアンゲ学校はこれまで、どう取り組むべきか分からなかった。今回の支援を通じて、具体的な行動の機会をユアンゲ学校に提供できたことは大きい。
食糧支援や感染予防に関する啓発活動
新型コロナの規制措置が始まった時期は、乾期と重なった為、地域住民の生活に深刻な影響を与えた。ミャンマーの乾期は一年で最も暑く、慢性的な水不足が発生する。子供の森計画では、1,075の世帯を対象に食糧セット(米や野菜、卵など)や飲み水、現地スタッフによる手作りマスクを配布した。
この他、コロナ対策の緊急募金などを通じて、13学校に手洗い場を新たに設置。植林活動を行ないながら、感染予防に関する啓発活動も実施した。
(画像は子供の森計画のホームページより)
外部リンク
子供に森計画
https://www.kodomono-mori.info/
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