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2021-06-19 11:00

社会

人権擁護家保護のための監視機構、ミャンマー弁護士の恣意的拘束への介入要請

人権擁護家保護のための監視機構
抗議者の弁護をしたことで拘束
国際人権連盟(FIDH)と世界拷問反対組織(OMCT)のパートナーである人権擁護家保護のための監視機構(Observatory for the Protection of Human Rights Defenders)は6月17日、ミャンマーで5人の弁護士が恣意的に拘束されていることについて、緊急の介入を要請した。

監視機構はミャンマーの弁護士を標的にした情報を入手。その情報によると、5月24日から6月10日の間に、国軍への抗議で逮捕された人を法的弁護した5人の弁護士が拘束され、そのうちの4人は刑法第505条(a)に基づき、「せん動」の罪で起訴されたという。

同監視機構は弁護士の恣意的拘束と司法に対する嫌がらせを非難。弁護士の役割に関する基本原則を含む国際人権基準では、弁護士業務の過程での保護を保証し起訴を禁止しているため、矛盾していると主張している。

また、拘束された5人の弁護士が直面している拷問、強制失踪、即決処刑のリスクが高いことについて深刻な懸念を表明した。

弾圧の即時停止と拘束者の即時釈放を要請
人権擁護家保護のための監視機構は、表現の自由、平和的集会の自由、公正な裁判を受ける権利など、基本的権利を軽減する軍事政権による継続的な行動についても懸念を示している。

同監視機構はミャンマーの軍事政権に対し、恣意的に拘束された5人の弁護士と他のすべての人権擁護家を直ちに無条件で釈放するよう要請。さらに、進行中の国民への弾圧も即時停止するよう要請している。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

国際人権連盟(FIDH)
https://www.fidh.org/

国際人権連盟(FIDH)のプレスリリース
https://www.fidh.org/en/

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