2021-06-18 12:00
社会
ミャンマーのサッカー選手が帰国を拒否、日本政府に保護要請

あなた方の協力が必要
ワールドカップ予選のために日本へ来ていたミャンマーのサッカー選手の1人が6月16日夜、チームメートと関西国際空港からミャンマーに戻る飛行機に乗る直前に搭乗を拒否し、日本政府に保護を求めた。帰国を拒否したのは、5月28日の日本との試合で国歌斉唱のときに、国軍への抗議を示す「3本指」を掲げていた控えのゴールキーパーであるPyae Lyan Aung氏だ。
報道によると、関西国際空港で出入国管理官にミャンマーへ戻る飛行機に搭乗しないことを告げ、その後、法律顧問に会ったという。
Pyae Lyan Aung氏は、
「ミャンマーに帰れば命が危険にさらされる。日本にとどまることにした。」(FRANCE 24より)
と述べた上で、「日本の政府と国民はミャンマーの状況を知らなければならない。私はあなた方の協力を必要としている。」(FRANCE 24より)
とつけ加えた。家族に危険があれば逮捕されるために帰国
保護を求めたPyae Lyan Aung氏の心情は複雑で、家族やチームメートが危険さらされることを心配しており、彼らに危険が迫った場合、「私は逮捕されるために帰国するだろう。」(FRANCE 24より)
とも述べている。日本政府は毎年ほんの一握りの保護申請を受け入れているが、法務省は5月、クーデターとその結果としての暴力を考慮し、緊急措置としてすでに国内にいるミャンマー国民の滞在延長を認めることを明言している。
ASEANや国連がミャンマーの危機を救うために尽力し、各国が経済措置などを実施しているが、国軍による国民への攻撃はおさまることなく、5月の爆弾攻撃は4月の4倍だったという。
(画像はNHK WORLD-JAPANより)
外部リンク
Myanmar footballer to seek asylum in Japan: reports
https://www.france24.com/
Myanmar soccer player in Japan to file for asylum
https://www3.nhk.or.jp/
Myanmar coup latest: Soccer player wants Japan refugee status – reports
https://asia.nikkei.com/
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