2021-07-02 00:00
社会
シャンティ、難民キャンプでの移動図書館サービス利用者の声を紹介

毎週のように本が借りられるのは幸せなこと
公益社団法人シャンティ国際ボランティア会(以下、シャンティ)のミャンマー国境支援事業事務所に勤務しているウェンさんが、ミャンマー(ビルマ)難民キャンプでの移動図書館サービス利用者の声を、6月27日のシャンティブログで紹介した。ウェンさんによれば、保育園の先生がメラマルアンキャンプにある第3図書室で、学校での補助教材として使用するため、数字やアルファベット、果物、動物、色など、子どもの学習能力を高める絵本を借りていったとしている。
保育園の園長であるノー・ポー・タレイさんは、第7保育園がコミュニティ図書館の近くにあり、ほかの難民キャンプにはない本がたくさん揃っているため、「毎週のように本が借りられるのは幸せなこと」と話す。また、大人用の本もあるため、さまざまな年齢層の人が利用しているほか、先生が効果的な読み聞かせ方法を学ぶために、図書館の事前研修や現職研修に参加したこともあった。
教育教材が不足、1冊の新しい絵本が重要
ノー・ポー・タレイさんは、教育支援の不足により、教育と生徒のケアが非常に難しいことや、教育教材が不足している中で、1冊の新しい絵本が子どもの発達に非常に重要だと話す。また、新型コロナウイルスの感染拡大により、メラマルアンキャンプとメラウキャンプはつながっているにも関わらず、会議や交流研修のために自由に移動できない現状がある。こういった状況でも、メラマルアンキャンプの保育園の先生を含め、より多くの先生に図書館に足を運んでもらい、多くの本を借りてもらいたいと話していた。
(画像はシャンティ ホームページより)
外部リンク
シャンティブログ
https://sva.or.jp/wp/?p=41167
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