ミャンマーニュース

2月1日にミャンマーで勃発した軍事クーデターにより軟禁されているアウンサンスーチー氏は6月28日、新型コロナウイルス（COVID-19）感染拡大を懸念し、弁護士を通じて国民に「より警戒するよう」促したという。

弁護士のミン・ミン・ソウ氏によると、アウンサンスーチー氏が月曜日に法廷に出廷したときCOVID-19の状況について尋ね、弁護士にCOVID-19に注意するようにいい、手洗いやマスク着用に言及したという。

同弁護士は、と述べている。

なお、軍事政権が管理する保健省は28日、1日の新規感染者が1,225人に上ったと報告。これは昨年12月以来の最大数となる。

ミャンマーではクーデターによりスーチー政権が崩壊した後、多くの医療従事者が軍事政権に抗議し、軍事政権下で働くことを拒否。COVID-19検査は中止されていた。

しかし、感染が拡大したため軍事政権は検査を再開したが、未だにスタッフが働くことを拒否しているため、検査施設や病院はほとんど無人だという。

国民は軍事政権が適切なケアをしてくれないと信じているため、病院に行くのではなく、自宅で自己隔離している人もいる。

一部の専門家によると、クーデター後に検査が崩壊したため、実際の感染率は公式の数値よりもはるかに高い可能性が高いという。

（画像はThe Irrawaddyより）

外部リンク

Myanmar's Suu Kyi warns on COVID-19 as cases spike
https://www.reuters.com/

Worried About COVID-19 Spike, Detained Suu Kyi Urges People for More Caution
https://www.irrawaddy.com/

Myanmar coup latest: Suu Kyi urges public to be careful of COVID-19
https://asia.nikkei.com/