ミャンマーニュース

日本政府は4月19日、国軍による国民への弾圧が続くミャンマーで18日、現地在住の40代の日本人ジャーナリストが治安部隊に拘束されたことを明らかにした。

加藤官房長官は記者会見で、と述べている。

日本政府は日本人ジャーナリストを特定しなかったが、ミャンマー国営テレビ局Myawaddy TVとMRTVは19日夜、拘束された日本人ジャーナリストがヤンゴンでメディア制作会社を経営するフリージャーナリストの北角裕樹（Yuki Kitazumi）氏（45）であることを明らかにした。

また、同氏は「虚偽のニュースを広める、または公務員に対する刑事犯罪を直接的または間接的に扇動する」刑法第505条（A）に違反した罪で拘束されたという。

ミャンマーでは他数十人のジャーナリストが同容疑で拘束されており、最大3年の懲役刑となる。

現地報道によると、治安部隊は18日夜、北角氏の自宅に来て、同氏に対して両手を上げてひざまずくよう指示し、車で連行されたという。また家宅捜索をして、北角氏の所持品を押収した。

北角氏はミャンマーの動向に関するリポートや見解をFacebookで投稿。拘束される数時間前には、ミャンマー国民が東京の寺院で、選挙により選ばれた政府から権力を奪取した暫定軍事政権に殺害された人々に敬意を表する動画を投稿していた。

北角氏はミャンマーの抗議デモを報道していた2月下旬にも拘束されているが、その時はすぐに釈放されている。しかし、今回は19日にヤンゴンのインセイン刑務所に移送された。

（画像はabcより）

外部リンク

Myanmar military arrest Japanese journalist who covered protests against coup in Yangon
https://www.abc.net.au/

Japan asks Myanmar junta to release arrested journalist
https://www.coastreporter.net/

Japanese journalist held in Myanmar moved to prison, embassy says
https://www.japantimes.co.jp/