2021-02-28 08:15
社会
ジャパンハート、ミャンマー人の「寄付」に対する考え方を紹介

ミャンマー人にとって寄付は特別な行動ではない
ジャパンハートが、ミャンマー人の「寄付」に対する考え方などについて、2月25日の活動レポートで紹介した。イギリスの「Charities Aid Foundation」が調査・発表した世界寄附指数では、「寄付をしたか」、「ボランティアに参加したか」などといった3つの指標で、寄付に関する評価・指数化が行われている。
2019年10月に発表された世界寄附指数を見ると、寄付大国アメリカが1位、それに続きミャンマーが2位となった。ミャンマー人のおよそ80%が、直近1か月に何らかの寄付をしていることが分かっている。
コロナ禍でミャンマー国民のために僧侶が救援便の手配も
ミャンマー人の仏教徒には、人は生まれ変わるという輪廻転生のほか、現世で良い行いをしていれば来世で幸せになれるという考えもあり、寄付のような徳を積む行いをしている。そのため特に敬虔な仏教徒の間では、寄付が特別な行動ではないことも分かる。具体的には早朝から托鉢をしている僧侶に食べ物などのお布施を渡したり、自分の誕生日に家族や友人、お世話になっている人に対して食事をご馳走したりする。また、ミャンマーの正月にあたる4月の水祭りの際には、道端でお餅を作って通行人に配ることもある。
また、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で国際線が運行停止になった際には、外国から帰国できないミャンマー人に向けて僧侶が救援便を手配するなど、互助の精神が強く見られた。
(画像はジャパンハート ホームページより)
外部リンク
ジャパンハート 活動レポート
https://www.japanheart.org/
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