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2020-12-14 22:00

社会

三菱商事、ミャンマー国鉄向け車両納入の契約を締結

三菱商事
契約総額約690億円、順次納入
三菱商事株式会社(以下、三菱商事)は、ミャンマー国鉄より、ヤンゴン環状線向けの新型車両66両(以下、YCRプロジェクト)、ヤンゴン・マンダレー幹線鉄道向けの新型車両180両(以下、YMプロジェクト)の納入を受注し、ミャンマー国鉄との間で契約を締結したことを発表した。

両プロジェクトの契約総額は約690億円で、日本政府とミャンマー政府との間で締結された円借款契約により支払われる。

供給する車両はスペイン最大手の鉄道車両メーカーである「Construcciones y Auxiliar de Ferrocarriles, S.A.」が日本製の機器類を採用して製造し、2023年から2025年にかけて順次納入を予定している。

ヤンゴン環状線とヤンゴン・マンダレー幹線鉄道向け
YCRプロジェクトは、日本政府の円借款供与が決定している「ヤンゴン環状鉄道改修計画」の一部である。

「ヤンゴン環状鉄道改修計画」は、ヤンゴン環状線44キロメートル区間の信号システムの更新と新規車両の整備を行うもので、これにより、効率的な旅客輸送能力の増強と安全で快適な公共交通サービスの向上を図り、ヤンゴン都市圏の社会経済活動の活性化に寄与する。

今回納入する車両は、ミャンマー最大の商業都市ヤンゴン市中心部の環状線を走り、計画では環状線1周の走行時間が現在約170分要しているところを約110分に短縮することができる。

また、YMプロジェクトは、「ヤンゴン・マンダレー鉄道整備事業(フェーズ2)」の一部である。既存鉄道路線のうちヤンゴン・タングー間の整備を行ったフェーズ1に続き、フェーズ2では、タングー・マンダレー間において、老朽化した施設・設備の改修および近代化を支援する。

納入する車両は、ヤンゴンから首都ネピドーを通り、第2の商業都市マンダレーへ向かうまでの約620キロメートルを結ぶミャンマーの大規模幹線を走り、計画では現在約15時間要しているところを約8時間に大幅短縮する。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

三菱商事株式会社 プレスリリース
https://www.mitsubishicorp.com/

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