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2020-09-18 11:00

社会

ドイツ銀行、ミャンヤン郡区の発電プロジェクトに4,300万ドルの売掛金購入融資枠を提供

ドイツ銀行
香港のVPowerが発電所の開発と運営を請負
Deutsche Bank(China)Co.、Ltd(以下、ドイツ銀行)は、ミャンマーにおけるガス火力発電プロジェクトの建設のために、China National Technical Import & Export Corporation(以下、CNTIC)に対し4,300万ドルの売掛金購入融資枠を提供したことを発表した。

中国輸出信用保険公司が後援している半期方針の融資枠は、マンダレー地域のミャンヤン郡区にある90メガワットの発電所を支援するもの。この発電所は、ミャンマー発電公社との5年間の電力購入契約に基づき、香港に本社があるVPowerによって開発および運営が行われている。

ミャンマーは、電力需要の増加、そして、悪天候に起因する伝統的水力発電の発電力低下により、電力不足の課題に直面している。

VPowerは、ミャンマーにおける分散型発電所の主要な運営企業であり、ミャンマー国民の基本的な生活水準を向上させるために、信頼性が高く安定した電力を生産することを目指している。

このプロジェクトで、VPowerは、雇用機会の創出や地域におけるインフラの修復など、地域社会における生活の質向上のための取り組みを主導した。

CNTICは、プロジェクトのエンジニアリング・調達・建設(EPC)請負業者となり、2019年2月に発電所の商業運転を開始、年間630ギガワット/時の電力を生産している。

長期的な協力で電力プロジェクトを迅速に実行
CNTICは、China General Technology(Group)Holding Ltd.の完全子会社で大規模な国営企業であり、一帯一路構想の対象国における電力インフラプロジェクトの開発と建設を行ってきた。

CNTICとVPowerは、長期的なパートナーシップを通じて、電力プロジェクトを迅速に実行することで、確かな実績を確立している。

CNTICのプロジェクトマネージャーであるHu Ping氏は、次のように述べた。
「我々は、この重要なイニシアチブにおいてミャンマーと協働できること、また、この貿易金融資金に関してドイツ銀行と提携できることを嬉しく思っている。我々は、複雑な構造の管理における銀行の実績と、我々のニーズの理解に焦点を置いていることを重視して、銀行パートナーを選択した。」(プレスリリースより引用)

また、ドイツ銀行、アジア太平洋向けコーポレート銀行担当の責任者であるDavid Lynne氏は、次のように述べた。
「我々は、電力が不足しているミャンヤン地域に必要な電力供給を行うこのプロジェクトに資金を調達することを誇りに思っている。CNTICやVPowerと提携し、このセクターでより多くの企業を支援できることを楽しみにしている。」(プレスリリースより引用)


(画像はDeutsche Bankより)


外部リンク

Deutsche Bank Media Releases
https://www.db.com/

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