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2024-11-26 08:30

社会

ミャンマーの避難民340万人のうち40%近くが子ども:UNICEF

ユニセフ
紛争の激化と気候ショックでさらなる危険に直面
ユニセフ(UNICEF:国連児童基金)は11月21日、ミャンマーの内戦により避難を余儀なくされた340万人以上の人々のうち、40%近くが子どもだと発表した。

ユニセフ事務局次長テッド・チャイバン氏は、
「ミャンマーの人道危機は重大な転換点に達している」(プレスリリースより)
と述べたうえで、
「紛争の激化と気候ショックにより子どもたちと家族が前例のない危険にさらされている」(プレスリリースより)
と述べている。

また、ミャンマー軍による政権掌握に対する国民の反対の中で始まった同国の戦争と、今年東南アジアで最悪の嵐となった9月下旬の台風「ヤギ」による壊滅的な被害により、約100万人が影響を受けたことに言及。

子どもたちは医療や教育などの重要なサービスから切り離され、暴力と避難の影響に苦しんでいるという。

負傷し、命を絶たれる子どもたち
テッド・チャイバン氏は、11月15日に子どもたちがサッカーをしていたカチン州の教会の敷地内で空爆があり、7人の子どもと2人の民間人が死亡したと聞いてショックを受けたという。

同氏は、
「紛争の影響を受ける地域で子どもや他の民間人がいかに弱い立場に置かれているのか、そして彼らをこのような残忍な攻撃から守るために国際人道法を遵守することが緊急に必要であることを目の当たりにした」(プレスリリースより)
と述べている。

同氏によると、今年だけで少なくとも650人の子どもが暴力で殺されたり、重傷を負ったりしており、地雷や戦争時の爆発性残留物による民間人の犠牲者1,000人以上のうち、32%を子どもが占めているという。

(画像はプレスリリースより)
(C)UNICEF/UNI549328/Oo


外部リンク

ユニセフ
https://www.unicef.org/

ユニセフのプレスリリース
https://www.unicef.org/press-releases/

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