2019-10-06 17:00
社会
農業・畜産・灌漑省、狂犬病の撲滅に取り組む

ペットへのワクチン接種で予防
9月28日、ネピドーのヒルトン・ホテルで開催された世界狂犬病デー2019のイベントが開催され、農業・畜産・灌漑省大臣のアウン・トゥ氏が挨拶した。アウン・トゥ大臣は、「世界保健機関によると、世界では15分ごと、年間で55,000人から70,000人が狂犬病で死亡しており、そのほとんどは、アジアやアフリカ諸国の貧しい村の人々である。」と述べ、致命的なウイルスの可能性について警告した。
そして、大臣は、狂犬病は100%予防可能な問題であり、家庭用のペットにワクチンを接種することによって、死亡者を減らすことができると付け加えた。
家畜飼育獣医部門は、国際獣疫事務局(OIE)と協力して、2018年8月に、狂犬病撲滅のための国家レベルの戦略的フレームワークを策定し、承認した。
2019年には、Four Paws Internationalと協力して、ヤンゴン地域とネピドーにおいて、100万頭の犬にワクチン接種するプログラムがスタートした。このプログラムは、マンダレー地域、バゴー地域、ラカイン州などリスクが高い地域において継続される。
ミャンマーにおける狂犬病による死亡者を減少させ根絶するための持続可能な成功は、政府、関連省庁、議会、民間部門、動物飼育者、支援者、非政府組織が、バランスの取れた方法で協力して一緒に作業する必要がある。
最後にアウン・トゥ大臣は、「Zero by 30」、つまり、2030年までに狂犬病による死亡者をゼロにするという世界的な目標を達成することができると語った。
2030年までに狂犬病による死亡者をゼロに
次に、Four Paws Internationalのプロジェクト開発担当ディレクターであるAmir Khalil博士が意見を述べ、家畜飼育獣医部門のディレクターであるMin Thein Maw博士が、「Zero by 30」に向けて実施された基本作業について説明した。 世界狂犬病デーは、犬病を治療するワクチンを発見し、狂犬病に関する研究結果が表彰された科学者のLouis Pasteur氏が亡くなった日を記念して、9月28日に制定されている。
2019年の世界狂犬病デーのテーマは、「狂犬病、予防接種から排除まで」であった。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
ミャンマー情報省
https://www.moi.gov.mm/moi:eng/?q=news/29/09/2019/id-19269
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