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2019-09-27 04:30

文化

ミャンマー政府主導の映画「アウンサン」の撮影開始

アウンサン
娘アウンサンスーチー氏も式典に参加
「ビルマ建国の父」として現在でも国民に敬愛されるミャンマー独立の英雄アウンサン将軍(Bogyoke Aung San)の人生を描く映画「アウンサン」の撮影が9月30日より開始される。

24日には撮影開始を記念する式典がヤンゴンのホテルで行われ、ティンチョー前大統領や情報大臣をはじめとする政府要人や、ミャンマー映画協会などの映画関係者が出席。また、アウンサン将軍の娘であるアウンサンスーチー国家顧問も出席したという。

映画「アウンサン」の製作委員会は2017年11月に連邦政府の命令により発足し、17人のメンバーで構成されている。

コスチュームデザイナーはすでに軍服のサンプルを作り、アウンサン将軍が使用したイギリスのウーズレー(Woseley)車とナンバープレートも修理したという。

日本に縁があるアウンサン将軍
映画でアウンサン将軍を演じる俳優のKyaw Kyaw Myo氏は英語のトレーニングを毎週数時間受け、2018年5月から9月にかけては乗馬のトレーニングも行ったという。

また、日本で音楽の博士号を取得した音楽講師であるSu Zar Zar Htay Yi博士から日本語も学んでいる。

アウンサン将軍は、鈴木大佐率いる日本軍の諜報部隊「南機関」の支援を得て「ビルマ独立義勇軍」を創設し、英国軍を駆逐することに成功。また、若きリーダーと称えられたアウンサン将軍は日本に招かれ、旭日章を受けている。

アウンサン将軍はこの時期、日本名で「面田紋次」と名乗っていたという。

Lu Min監督とSoe Kyaw Sanアートディレクターは日本を訪れ、田舎の風景や住居などについて学んだ。また、映画に出演する日本人の選出も終えているという。

なお、同映画の上映は2020年の予定である。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

ミャンマー情報省
https://www.moi.gov.mm/

ミャンマー情報省のプレスリリース
https://www.moi.gov.mm/news/

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