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2019-08-17 21:00

経済

IFCとミャンマー市民銀行、銀行業務変革で合意

IFC
リテールバンキングを強化
世界銀行グループのメンバーである国際金融公社(International Finance Corporation:IFC)は8月14日、ミャンマー市民銀行(Myanmar Citizens Bank:MCB)が中小企業や個人への金融アクセスを拡大する契約に合意したことを発表した。

契約に基づき、IFCはMCBにアドバイスを提供して業務変革のプロジェクトを実施し、ミャンマーの将来の繁栄を支援する安全な基盤を構築するという。

このプロジェクトは2年にわたって実施され、支店および販売ネットワークの改善、信用およびリスク管理戦略の最適化、組織管理の合理化などに焦点が当てられる。

MCBのToe Aung Myint会長は、
「この変革プロジェクトを成功裏に実施することで、中小企業とリテールバンキングセグメントが大幅に強化され、ミャンマーの数千の企業がより良いバンキングにアクセスできるようになる」(プレスリリースより)
と今後の見通しについて語っている。

より安定した強固な銀行環境の構築
ミャンマーでは長期にわたる銀行規制により、小規模な国内銀行は厳しい環境で事業を展開している。

IFCのVikram Kumar氏によると、過去数年間の政府の銀行改革を補完するものとして、IFCとMCBがミャンマーに対する投資家の信頼を高め、より安定した強固な銀行環境を構築していくという。

中小企業により良いサービスを提供するMCBの能力を高めることにより、IFCは金融へのアクセス向上に貢献し、ミャンマーで拡大する民間セクター、特に中小企業の成長を支援する。

なお、IFCはミャンマー政府が推進する持続可能な開発計画とともに、極度の貧困を終わらせ繁栄を共有するというIFCの目標に合わせて、すでにミャンマーの銀行セクターを後押しする2つのプロジェクトに投資している。

(画像はIFCより)


外部リンク

IFC
https://www.ifc.org/

IFCのプレスリリース
https://ifcextapps.ifc.org/Pressroom/

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