2019-07-06 00:00
社会
日本政府、ラカイン州の沿岸航路に3隻目の船を寄贈

水路による移動に頼るミャンマーの人々
6月30日にヤンゴンで行われた式典において、ラカイン州の沿岸航路において運航サービスを行う3番目の船が、日本政府からミャンマー運輸・通信省へ引き渡された。この「Kissapanadi-3」号は、シットウェとチャウピュー間で、沿岸ルートに沿って運行される。新しいルートでのサービスによって、従来の川沿いルートで7時間であったのを、沿岸ルートで4時間に短縮することができた。
ヤンゴンのPansodan通りにあるローズガーデンホテルで行われた式典で、運輸・通信省大臣は、人々が水路に頼っていることから、河川や沿岸を移動する際に乗客の安全を確保する現代的な船の必要性を強調した。
そして、「Kissapanadi-3」号の譲渡を記念して、日本政府国土交通省の足立氏が、ミャンマー政府、運輸・通信省のタン・ジン・マウン大臣に、船の模型を贈呈した。また、ミャンマー政府から、在ミャンマー日本大使の丸山市郎氏にお礼の品が送られた。
2017年に最初の船が寄贈
「Kissapanadi-3」号は、経済社会開発計画2016による助成金のもと、隅田川造船所で、10億円の費用で建設された。1番目の船「Kissapanadi-1」号は、2017年3月14日に、日本からチャウピューに到着し、9月1日から、シットウェ・Myaybon・チャウピューを通る航路で運航されている。
また「Kissapanadi-2」号は、最初の船から5ヶ月後に到着し、2017年9月1日から同じ航路で運航されている。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
ミャンマー情報省
https://www.moi.gov.mm/1/07/2019/id-18249
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