2019-07-06 00:00
社会
ミャンマーの公立学校の無償化 一部カバーできずに保護者が負担する場合も

制服やイベントなどの支出を負担するケースも
公益社団法人シャンティ国際ボランティア会(以下、シャンティ)のミャンマー事務所インターン・倉持 和希氏が、同国における公立学校の無償化で、一部カバーできずに保護者が負担しなければならないものについて、7月2日にシャンティブログで紹介した。ミャンマーの小・中・高の公立学校は、2010年以降無償化が進み、教科書や授業料などが無償になったが、予算でカバーできない部分の支出を保護者が負担するケースもある。
学校で使う必需品はその一つであり、足りない机や椅子、制服などは保護者が負担。また、運動会などのイベントの支出も、政府の予算が付かないことから、負担しなければならない状況が続いている。
校舎の補修費用や建設費用、地域によって負担も
上記以外にも、政府の予算によって賄われている校舎の補修費用や建設費用も、地域によって保護者が負担する。生徒数の増加などで緊急を要する場合に、学校委員会が地域からお金を集めて、本校とは別に仮教室や追加の校舎の建設が必要となるためだ。
倉持 和希氏によれば、地域の人がお金を出し合って色々なものを負担していくという環境が構築されているほか、学校近くに住む住民の多くが、校舎の建設や補修を日雇い労働で行っているところもあるとしている。
(画像はシャンティ ホームページより)
外部リンク
シャンティブログ
https://sva.or.jp/wp/?p=34184
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