• TOP
  • >
  • 経済
  • >
  • 日新電機、ティラワ経済特区に産業用装置・部品受託生産を行う新会社を設立
2019-06-05 01:00

経済

日新電機、ティラワ経済特区に産業用装置・部品受託生産を行う新会社を設立

日新電機
最適地生産と販売で受注拡大を図る
日新電機株式会社は、グループ会社である日新電機タイ株式会社が、2019年6月に日新電機ミャンマー(仮称)を設立し、2020年3月に操業開始予定であることを発表した。

新しい拠点はヤンゴン市内ティラワ経済特区工業団地に建設され、ミャンマーの安価な労働力を活用し、日新電機タイ・日新電機ベトナムから、実装装置フレーム、溶接品など自動化が難しい金属部品の委託加工を受け持つ。

さらに、発展するミャンマーに進出している日系装置メーカー向け部品や工場付帯設備、および経済発展に伴い拡大の期待できる建築用鋼材・部品の供給なども行う。

これにより、日新電機タイをASEAN・インド地域の事業・技術統括とし、日新電機ベトナム・日新電機ミャンマーを各国の現地市場参入拠点と位置づけ、各拠点の特徴を活かし最適地生産・販売を進めていく計画で、グループ全体での受注拡大を図り、2020年度装置・部品事業の売上高100億円を目指す。

電力機器ニーズ拡大に対応
ミャンマーでは近年、投資環境の整備が進み、人件費も非常に低く安価な労働力の確保が期待できることから、日系外資企業も多く進出しており、進出した企業向けの装置・部品などへの需要が期待されている。

また、経済発展により電力需要も増えており、2018年度の電化率40%から2030年に電化率100%を目標としていることから、配電分野への投資が期待でき、電力機器需要の拡大が見込まれている。

日新電機も、2019年3月に、ミャンマー電力エネルギー省傘下のヤンゴン配電公社から、33kV配電自動化システム15台を受注している。

こうしたことから、同社は、販売拠点設置・現地企業との協業により、ミャンマーにおける電力機器ニーズ拡大の機会を迅速に捉え、今後拡大が期待される電力機器市場への参入の足がかりにする意向を示している。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

日新電機株式会社
http://nissin.jp/news/190528/

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • twitter
  • facebook