2020-06-05 11:00
社会
スカラ、ミャンマーのヘルスケア企業MyanCareに出資

全国民へ必要な医療を提供、保険サービスの普及
株式会社スカラは、ミャンマーのヘルスケア企業MyanCare Co., Ltd.に出資したことを発表しました。ミャンマーは近年目覚ましい経済発展を続けている一方、新興国として多くの課題を抱えており、特に医療や保険などのヘルスケア領域に関する課題があります。
大きな課題としては、国民1万人に対しての医師人数が6人(農村地域では2人)と少なく、人々に必要な医療が十分に届いていないことや、乳児死亡率の高さなどがあります。
MyanCareは、こうした医療課題に対応するために設立された企業であり、スカラは今回の出資により、MyanCareユーザのパーソナル・ヘルスケア・レコードを、医療、保険も含めたヘルスケア産業全般に対して、ビッグデータ処理や分析力を通じて展開し、AI/IoTによるヘルスケア・デジタルトランスフォーメーションを推進していきます。
具体的には、ヘルスケア関係者や関連企業、IT企業に対する事業成長機会の提供、より健康的な生活の増進による活力ある社会構築への貢献、ヘルスケア産業従事者の尊厳欲求や社会的欲求の充足などを手がけ、死亡率低下、寿命増進、乳児死亡率の低下、全国民へ医療提供、保険サービスの普及、ウィルス感染防止策の推進などを行っていきます。
AI/IoTを用いたデジタルトランスフォーメーション
IT・新規事業・ファイナンスで成長してきたスカラは、さらなる成長を目指し「中期経営計画 COMMIT5000」を展開しており、国内外の民間・政府・⾃治体に対して、特に、AI/IoTを用いたデジタルトランスフォーメーションを推進するサービスを提供しています。一方MyanCareは、ミャンマーにおいて、小児科に特化した医師常勤のコールセンターを核とした遠隔診療サービス、またスマートフォンアプリ内でテキストチャット、ビデオチャット、電話等を通じて診療を受けることができるサービスを提供しています。
MyanCareはまた、ミャンマーでは保険制度が十分に普及していないことにも対応し、プルデンシャル生命と提携し、保険サービス商品に関して共同で販売とマーケティング活動を開始しています。
そして、スカラは、高成長を見せる新興国であるミャンマーのヘルスケア企業への出資により、特に大きな成長がグローバルに期待される「AI/IoTによるヘルスケア・デジタルトランスフォーメーション」の本格的なグローバル事業展開のための基盤となると考えています。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
株式会社スカラ プレスリリース
https://scalagrp.jp/news/2020/06-myancare/
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