2020-05-04 00:00
社会
タイ在住のミャンマー人労働者、16,324人が帰国を希望

オンライン登録し国境を通って帰国
タイの労働担当官によると、タイにいるミャンマーの移民労働者16,324人が、ミャンマーに帰国するためにオンラインで登録を行っている。彼らは、5月1日に、ミャンマーのミャワディーとタイのメーソット間にある国境を通って帰国する。タイの労働担当官、Zaw Min Htwe氏は次のように述べた。
「必要な書類をそろえて、4月28日の午後8時に16,324人が登録を終えた。男性11,178人、女性5,146人で、工場や作業場の労働者が9,000人、農業および畜産業従事者が220人、建設業従事者が2,273人、漁業従事者が100人、その他の仕事の労働者が4,000人である。」(プレスリリースより引用)
帰国を希望する人のほとんどがバゴー地域出身で、登録した人の27.3%、4,463人となっている。次いでマグウェイ地域が15.6%で2,544人、3番目がモン州の12%、1,967人。
さらに、ネピドー連邦領への帰国希望者は460人、サガイン地域へは860人、タニンダーリ地域へ625人、マンダレー地域へ1,138人、ヤンゴン地域へ629人、エーヤワディ地域へ1,104人、カチン州へ125人、カヤー州へ80人、チン州へ26人、カレン州へ1,306人、ラカイン州へ269人、シャン州へ728人となっている。
一定期間の隔離が必要
労働担当官の説明によると、帰国希望者のほとんどは自分の意向により帰国するものである。具体的には、工場閉鎖や解雇、給与未払い、ビザの期限切れ、不法労働等の事由が挙げられた。また、帰国希望者の53%はタイへ戻る予定はなく、7,626人はタイでの仕事に再度戻りたいとの意向を示している。
ミャワディー郡区には、帰国した労働者のために10カ所の隔離センターが用意されており、保健・スポーツ省の施設隔離で21日間、自宅隔離で7日間、合計で28日間の隔離を遵守する必要がある。
(画像はミャンマー情報省より)
外部リンク
ミャンマー情報省
https://www.moi.gov.mm/30/04/2020/id-21533
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