2020-05-07 19:00
政治
ミャンマー、新型コロナ蔓延でも2020年総選挙を予定通り開催
総選挙は従来通り11月
ミャンマー選挙委員会のMyint Naing氏は5月4日、委員会のFacebookページに国営ラジオとのインタビューを掲載し、その中で今年の総選挙を予定通り行うことを明らかにした。現在、新型コロナウイルス肺炎(COVID-19)が世界的に大流行し、ミャンマー国内でも感染拡大防止策として厳しい規制がかけられているため、総選挙はスケジュールが組み直されるという憶測が広がっていた。
Myint Naing氏は総選挙の具体的な日程を明らかにしなかったものの、
「2010年と2015年の総選挙のように、2020年の投票も11月に行う」(Radio Free Asiaより)
と発表。COVID-19のパンデミックにより再スケジュールされる可能性を強調することなく、韓国がCOVID-19のパンデミックの中でも4月に総選挙を行ったことに言及した。
政党が異議を唱える可能性あり
Myint Naing氏は、「政党は今すぐ選挙に向けて準備を始める必要がある」(The Irrawaddyより)
と述べ、候補者等の選出を促している。しかし、COVID-19の影響で政党事務所は閉鎖されているため、候補者の選考など必要な調整が遅れているという。
Myint Naing氏が11月の総選挙に言及した後、各政党から不公平が生じたり投票率が下がったりなど様々な懸念が寄せられ、反ミャンマー政府系新聞の『The Irrawaddy』によると、約100の政党が2020年の選挙に異議を唱えることが予想されるという。
(画像はThe Irrawaddyより)
外部リンク
Myanmar Election Official Says Nation Will Go to Polls This Year Despite COVID-19
https://www.irrawaddy.com/
Elections on for 2020, says election commission
https://myanmar-now.org/
Myanmar Political Parties Want Say on 2020 Election Timing Amid Coronavirus Fight
https://www.rfa.org/
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