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2020-04-27 19:00

社会

国連がミャンマーでのWHO車両襲撃を非難 検体搬送中の運転手が死亡

国連
国連のマークが記された車両が襲撃
国連は4月21日、ミャンマーの西部ラカイン州で新型コロナウイルス肺炎(COVID-19)の検体を搬送していた国際保健機関(WHO)のスタッフが乗っていた車両が襲撃されたことに関して声明を発表した。

声明では、
「国連は、Pyae Sone Win Maung氏が2020年4月20日月曜日の夕方にラカイン州Minbya郡区でセキュリティー上の事故で負傷した後に亡くなったことを深く悲しんでいる」(プレスリリース)
と悲痛な思いを明かしている。

WHOの運転手であるPyae Sone Win Maung氏は保健・スポーツ省を支援するため、国連のマークが明確に記された車両で同州の州都であるシットウェ(Sittwe)から最大都市ヤンゴン(Yangon)までCOVID-19検体を搬送していたという。

完全かつ透明性のある捜査が必要
国連のアントニオ・グテーレス(Antonio Guterres)事務総長は今回の襲撃を強く非難し、故人の家族に哀悼の意を表した。また、襲撃を受けた車両に同乗し負傷した政府職員の回復を願い、事件の完全かつ透明性のある捜査と逮捕を呼びかけている。

今回の車両襲撃事件が起きたのは、自治権を求めるアラカン軍とミャンマー国軍との戦闘が続く地域で、国連人権専門家が2月に民間人の犠牲を訴え、重大な懸念を表明したばかりであった。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

国連
https://www.un.org/

国連のプレスリリース
https://news.un.org/en/

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