• TOP
  • >
  • 社会
  • >
  • JICA、ミャンマーへ新型肺炎検査の試薬等を緊急支援
2020-02-27 20:00

社会

JICA、ミャンマーへ新型肺炎検査の試薬等を緊急支援

JICA
約40万円相当の試薬等を無償で提供
国際協力の促進を担う政府開発援助 (ODA) の実施機関の一つでる独立行政法人「国際協力機構(JICA)」は2月25日、新型コロナウイルス肺炎の感染対策として、ミャンマーの国立衛生研究所(National Health Laboratory:NHL)の要請に応え、同ウイルス肺炎の感染を確認する試薬等の一部を無償で提供したことを明らかにした。

提供された試薬等は約40万円相当である。

これは、NHLに「感染症対策アドバイザー」として派遣されているJICAの専門家が実施している感染症対策の一環だという。

NHLは、ミャンマー国内の患者の確定診断を行う唯一の機関として、同国保健・スポーツ省から認定されている。

2005年から検査能力等の強化を支援
ミャンマーでは新型コロナウイルス肺炎感染の疑いがある症例が40件あったが、2月24日時点で感染は確認されていない。

しかし、近隣国で感染が拡大しているため、ミャンマー政府は警戒を強めている。なぜなら、ミャンマーは周辺のASEAN諸国と比べて感染症の罹患率が高い上、対応や検査能力などの強化が課題となっているからだ。

罹患率とは、一定期間にどれだけの疾病が発生したかを示す指標で、発病率の一種である。

JICAは2005年から主要感染対策プロジェクト等の技術協力の中で、検査能力等の強化を支援。現在、NHLに専門家を派遣し、HIV・エイズ、結核や薬剤耐性等の感染症対策に関する政策的助言や技術指導等を行っている。

(画像はJICAより)


外部リンク

JICA
https://www.jica.go.jp/

JICAのプレスリリース
https://www.jica.go.jp/myanmar/

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • twitter
  • facebook