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2020-02-27 11:00

経済

ミャンマーの縫製工場、新型肺炎の影響で一時的な閉鎖に直面

縫製工場
原材料の約90%を中国からの輸入
ミャンマー縫製業者協会(MGMA)は、中国からの原材料が不足しているため、国内の縫製工場の半数が3月になると一時的に閉鎖する可能性があると懸念を示した。

同協会によると、ミャンマーの縫製工場で使用されている布地、織物、ファスナーなどの原材料の約90%が中国からの輸入で、中国で発生している新型コロナウイルス肺炎の影響により供給が削減されているという。

1月の終わりの週、旧正月休みのために中国の多くは操業を停止したが、中国政府は新型コロナウイルス肺炎の流行拡大を抑制する一環として、2月上旬まで操業停止を延長。しかし、延長期間が過ぎたにもかかわらず、中国の工場は操業を開始したばかりだという。

さらに、多くの労働者が検疫を受け、移動の制限が設けられているため、生産はゆっくりと再開されている。

長引く可能性も
ミャンマーへ原材料が従来通り供給されるには、中国の工場がフル稼働する必要があるが、現在、中国の工場は60%未満しか操業を再開しておらず、50%の労働者がまだ職場に戻っていないという。

また、中国の工場がフル稼働したとしても、トラック運転手は中国での旅行制限を課されているため、輸送に影響を及ぼすことが予想される。

さらに、中国の工場がフル稼働したとしても、原材料を入手するには最大1ヶ月かかる可能性があるという。

MGMAのCECであるAung Myo Hein氏は、
「ティンジャン祭りまで一時的に操業を停止するかもしれない」(ELEVENより)
と懸念を示した。

ティンジャン祭りとは、毎年4月に行われるミャンマーの新年を祝う水かけ祭りのことである。

ミャンマー労働組合連盟(CTUM)では、ヤンゴン地域の衣料品部門で50万人以上が働いており、30万人近くがラインタヤ郡区の500〜600の縫製工場で働いていると推定。これらの人々の生活に影響を与えていることになる。

(画像はMYANMAR TIMESより)


外部リンク

Virus outbreak could impact Myanmar garment factories by March
https://www.mmtimes.com/

Myanmar’s Garment Factories Face Closure as Coronavirus Blocks Supplies
https://www.irrawaddy.com/

Garment factories may face temporary shutdowns due to shortage of raw materials
https://elevenmyanmar.com/

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