2020-01-27 00:30
社会
新型コロナウイルス拡大懸念で武漢からミャンマーへの航空便を一時停止

「春節」で感染拡大を懸念
中国東方航空(China Eastern Airlines)は1月24日、新型コロナウイルス肺炎の影響で封鎖された中国・武漢からミャンマーのヤンゴンおよびマンダレーへ向かう航空便を、同日から2月29日まで一時的に停止することを発表した。これは数億人規模で人が移動する中国の旧正月「春節」が24日からはじまり、感染拡大が懸念されるためだと考えられる。
世界保健機関(WHO)によると、この肺炎のいくつかの症例は2019年12月の最後の週に最初に見つかったが、ウイルスは既知のものと一致しなかったという。
中国衛生部は年明けとなる1月7日に新型ウイルスを特定し、コロナウイルスの一種であることが判明。一時的に「2019-nCoV」と名付けられたという。
コロナウイルスは、以前に感染が拡大したSARSやMERSウイルスと同じグループに分類されるウイルスだ。武漢は新型コロナウイルス肺炎の感染現地とされ、多くの感染者と死亡者を出している。
国際空港では中国からの到着した人をチェック
ミャンマーの運輸・通信省と保健・スポーツ省は1月8日以降、武漢およびその他の中国の都市からヤンゴン国際空港に到着する人をチェックしているが、その数は増えているという。また、マンダレー国際空港でも乗客の検査を行っており、民間航空局は武漢やその他の地域からミャンマー国内へ到着する航空会社にチェックを行うよう指示したという。
なお、ミャンマー国内での新型コロナウイルス肺炎の感染は、1月23日時点で確認されていない。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
ミャンマー情報省
https://www.moi.gov.mm/
ミャンマー情報省のプレスリリース
https://www.moi.gov.mm/news/
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