2019-12-17 11:15
社会
「ウンピアム難民キャンプサッカーフェスティバル」をスポーツ庁が高く評価

尊重することを学ぶ 絵本で夢などを与える取り組み
公益社団法人シャンティ国際ボランティア会(以下、シャンティ)が、「ウンピアム難民キャンプサッカーフェスティバル」について、スポーツ庁から高い評価を受け、「スポーツ・フォー・トゥモロー・コンソーシアム会員カンファレンス2019」で、感謝状を授与されたと、12月10日に発表した。シャンティは、ロヒンギャ難民の子供をサッカー交流によって励まし、互いを尊重し合うことや、絵本の読み聞かせなどで夢を与える取り組み「ウンピアム難民キャンプサッカーフェスティバル」を、2013年から開催している。
今回は、タイ国境のミャンマー(ビルマ)難民キャンプにあるウンピアム難民キャンプで開催され、Cilie Sports Clubコーチの本田慎之介氏が難民キャンプの子供にサッカー教室を開講。シャンティは、サッカーに関する絵本の読み聞かせなどを行った。
104,000人のロヒンギャ難民が暮らす難民キャンプ
少数民族の反政府勢力とミャンマー(ビルマ)軍の武力衝突によって、現在9か所あるミャンマー(ビルマ)難民キャンプには、現在およそ104,000人のロヒンギャ難民が暮らす。難民キャンプの中の1つであるウンピアム難民キャンプには、1975年以降人権侵害などから逃れた難民が流入し、現在までに12,250人が暮らしている。最近では、ミャンマー(ビルマ)国内の政治情勢の変化があり、難民帰還への動きもあり、明るい兆しが見え始めたものの、難民は将来への不安を抱えて生活を続けている。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
シャンティ プレスリリース
https://sva.or.jp/wp/?news=36365
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