2020-09-10 04:00
経済
湧水を活用してコスト削減!
自然流下給水システム
2020年9月3日、特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)は、実施中の水供給事業を紹介した。カレン州のタイ国境付近の村にて、ピースウィンズ・ジャパンは、給水施設の建設事業を行っている。
多くの村が存在するタイ国境付近において、山の水系が主な水源となる。ピースウィンズ・ジャパンが導入している水供給システム(自然流下給水システム)は、山の傾斜地からの湧水を活用している。
村までの配水計画を立てる時、最初に村人と協力しながら、安全で清潔な水源を探す。水質や水量を調査するが、乾期と雨期で調査結果が大きく異なることがある。
その為、調査は複数に渡って、慎重に行っていく。乾期と雨期では、土壌の状態も異なるので、配水管を設置する際は注意が必要である。
24時間貯水 が可能
一度建設された自然流下給水システムは、維持管理のメンテナンス以外に費用がかからない。また、基本的に24時間貯水できる為、多くの世帯への給水が可能だ。しかし、途中経路の状態変化や配水管の破損によって、水供給が完全に止まってしまう危険性がある。
日頃から配水施設の状況をよく確認する必要がある。雨期の期間中、水源が増水するので注意が必要だ。
(画像はピースウィンズ・ジャパンのホームページより)
外部リンク
ピースウィンズ・ジャパン
https://peace-winds.org/
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