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2020-09-10 16:00

政治

スーチー国家顧問、コロナ感染拡大の中11月の総選挙勝利を誓う

アウンサンスーチー
批判もあるが圧倒的な人気のNLD
ミャンマーの事実上のリーダーであり国民民主連盟(NLD)の党首でもあるアウンサンスーチー国家顧問は11月8日に行われる総選挙に先立ち、選挙活動の開始初日となる9月8日に勝利を誓った。

当初、スーチー国家顧問は同国最大の商業都市ヤンゴンで選挙活動を開始する予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大が懸念されるため、7日に保健省の助言により移動を取りやめ、首都ネピドーのNLD本部でFacebookを介して党の旗を掲げたという。

スーチー国家顧問は孔雀で飾られた赤いマスク、NLDのエンブレム、プラスチック製のフェイスシールドを身につけて、
「我々の勝利の旗を長持ちさせることは、国の平和、発展、繁栄を長続きさせることを意味する」(REUTERSより)
と語った。

2015年に半世紀続いた軍事政権から大勝を奪ったNLDは、再び勝利することが期待されている。

軍の権力を抑制できなかったり民族紛争を終結できなかったりとスーチー政権には批判も集まり、国際社会からはロヒンギャ問題で非難を受けているが、ミャンマー国内でNLDの人気は圧倒的だ。

コロナ禍での選挙活動
ミャンマーでは数カ月間、新型コロナの感染者が比較的少なかったが、ここ数週間で急増している。ヤンゴンでは2回目の部分的ロックダウンが実施され、レストランやバーでの飲食が禁止。全国的に学校も閉鎖されている。

前週には、政府が本拠を置く首都ネピドーを封鎖し、すべての訪問者に強制隔離とコロナウイルスの検査を課した。また、50人以上の集会も禁止。各政党は小規模な選挙活動しかできないのが実情だ。

国内には総選挙の時期変更を求める声もあるが、スーチー国家顧問は遅れることを嫌がっているという。

なお、ミャンマーの新型コロナ感染者は8日時点で1,610人に達した。

(画像はThe Washington Timesより)


外部リンク

Myanmar’s Aung San Suu Kyi vows victory in election as campaign starts amid COVID-19 surge
https://www.channelnewsasia.com/

Myanmar’s Suu Kyi vows victory in election as campaign starts despite virus surge
https://www.reuters.com/

Suu Kyi opens campaign for Myanmar election amid virus surge
https://www.washingtontimes.com/

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