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2018-06-12 21:00

経済

金融庁、ミャンマー保険セクター支援計画を計画財務副大臣へ手交

金融庁
保険セクターの制度整備と能力の構築を目指す
金融庁は7日、越智内閣府副大臣が、ミャンマー計画財務副大臣であるマウン・マウン・ウィン氏に対し、官民一体となって策定したミャンマー保険セクター支援計画である「「COMPASS for the Future of Myanmar’s Insurance Sector」を」を手交したことを発表した。

この計画は、ミャンマー保険セクターの健全な発展に貢献し、両国間のWin-Winの関係をさらに強固なものとすることを目的としている。

日本側は、1990年代以降築き上げられてきた両国間の保険分野の信頼関係を基礎に、ミャンマー側の理解と協力を確保しつつ、ミャンマー保険セクターの制度整備と能力の構築のため、官民挙げて計画に盛り込まれた支援策を実施する考えを示している。

市場の自由化で成長が期待される保険市場
越智内閣府副大臣は、手交式での挨拶の中で、日本の保険会社が、20 年以上の長きにわたり、実務のサポートやセミナーの実施などを通じて、ミャンマー保険市場の発展に向けた支援を実施していること、金融庁も、協力強化の覚書を締結し、グローバル金融連携センター(GLOPAC)で研修員を受け入れたりするなど、様々な協力関係を構築してきたことについて言及した。

その上で、ミャンマー保険市場が、外資に対する保険市場の開放を含めた市場の自由化により、大きく成長が見込まれることから、ミャンマーの保険セクターが着実かつ健全に成長・発展していくために、日本の官民が、それぞれの取り組みについて連携を高め、支援を実施していくために支援計画を策定したと説明した。

また、計画は、ミャンマーの保険セクターが抱える主要な課題である「保険会社財務の健全性の確保」、「保険商品の適正化」、「販売・募集、再保険、支払い実務」、「法制度整備」、「当局・業界の能力構築」について、包括的な支援策となっている。

そして、この計画の実施を含め、保健セクターに対する支援を一層加速化させるために、2018年4月にJICA の協力による技術協力プロジェクトを立ち上げており、秋を目処に、生保アクチュアリーと損保専門家の2名を JICA 専門家として、ミャンマーの計画財務省に派遣する予定である。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

金融庁
https://www.fsa.go.jp/20180607-2/compass.html

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