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2018-06-10 23:00

学術

【富山大学】ミャンマーの技術者、富山で医薬品製造の研修中

富山大学
充実した研修内容
国立大学法人・富山大学によると、同学和漢医薬学総合研究所が中心となり、ミャンマー保健省管轄の伝統薬製造工場の技術者4名を、6月1日より研修生として受け入れているという。

ミャンマーの技術研修生は8日まで、富山大学杉谷キャンパスの研究所で医薬品の製造過程における品質管理「GMP(Good Manufacturing Practice)」を学んだ。

11日から14日には、アルプス薬品や渡辺薬品など県内の製薬会社4社でGMPの実施研修が行われ、14日の午後には富山県薬事総合研究開発センターで製剤研修も行われるという。

15日に研修は修了するが、その後も富山大学長やJICA北陸へ表敬訪問したり、大学や製薬工場を見学したりと充実した予定が組まれている。

なお、ミャンマーへの帰国は6月28日となっている。

産学官が連携する国際協力事業
ミャンマーからの研修生受け入れはJICAの「草の根技術協力事業」の一環で実施され、ミャンマー保健省管轄の伝統薬製造工場の人材育成を主な目的とするとともに、同国の保健衛生の向上も目指しているという。

同事業を通して、品質に配慮した伝統医薬品の生産システム確立、品質確保対策に関する企画立案・実行が可能な人材育成、配置薬システムの普及・改善促進、「薬の富山」の認知度・信頼感向上、地元企業のミャンマー進出や商取引の活発化、地域の活性化が期待される。

富山大学だけでなく、製薬会社や地方自治体が連携し、産学官による「薬都とやま」の国際協力事業が進行中だ。

(画像は富山大学より)


外部リンク

富山大学
https://www.u-toyama.ac.jp/

富山大学のプレスリリース
https://www.u-toyama.ac.jp/pdf/

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