ミャンマーニュース

ミャンマー国家顧問オフィスは3月22日、アウンサンスーチー国家顧問が17日から20日にかけて、オーストラリアを公式訪問したことを報告した。

スーチー国家顧問は17日から18日にかけて開催された「ASEAN・豪特別サミット」に出席するため、オーストラリアのシドニーを訪問。ASEAN諸国のリーダーとともに、ASEAN・豪特別首脳会議や関連行事に出席した。

また、19日と20日はオーストラリアのマルコム・ターンブル（Malcolm Turnbull）首相の招待で、首都キャンベラを訪問したという。

スーチー国家顧問はASEAN・豪特別首脳会議で、ミャンマーの民主主義移行、平和と国民和解の複雑さ、ラカイン州での挑戦などについて言及。ミャンマーがこれらの課題を解決するために、特に人材育成強化の助けが必要であることを強調した。

また、ASEANの統合を促進する観点から、加盟国間の開発格差を縮小するだけでなく、課題に対する認識のギャップを埋める必要性も強調している。

ASEAN・豪特別首脳会議では、ASEANとオーストラリアの間で国際テロ対策協力に関する了解覚書（MOU）が締結されたという。

首都キャンベラを公式訪問したスーチー国家顧問は、19日にターンブル首相が主催する歓迎セレモニーに出席。ターンブル首相と二国間会談を行った。

会談では、教育セクターやラカイン州の状況を含め、両国関係、貿易と投資の促進、ミャンマーへの支援の継続的な推進などについて議論。

また、オーストラリア労働党のビル・ショーテン（Bill Shorten）党首とも会い、公式訪問を記念して、国立植物園で木を植えたという。

さらに、オーストラリアのミャンマー・コミュニティも訪れている。

（画像は国家顧問オフィスより）

外部リンク

国家顧問オフィス
http://www.statecounsellor.gov.mm/

国家顧問オフィスのプレスリリース
http://www.statecounsellor.gov.mm/1835