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2018-03-09 07:45

社会

MSF、バングラデシュで支援を続ける現地スタッフ 救いの手を差し伸べる人たち

ロヒンギャ難民
「ロヒンギャ難民危機を支援したい」とMSFへ参加した医師
医療・人道援助を行っている国際NGOである、国境なき医師団(MSF)が、ミャンマーでの暴力からバングラデシュに逃れている難民に対し、支援を続ける現地スタッフの思いを、6日のプレスリリースで伝えている。

「ロヒンギャ難民危機を支援したい」と、MSFへの参加を決めた医師の一人で、コックスバザール県出身のワシム・フィルズ氏は、MSFがモニナルゴナに開設したジフテリア治療センターで2017年の12月から、ジフテリア患者の治療にあたっている。

みんなで立ち上がり、ミャンマーを離れるしかなかったロヒンギャ難民を、全力で支え、この深刻な状況をもっと世界に伝えていかなければならないと訴えている。

MSF診療所で働く心理カウンセラー 心が軽くなるように
MSFの求人を知った夫が応募を勧め、ナヤパラ難民キャンプの隣にあるMSF診療所で、昨年11月から働く心理カウンセラーのカディザ・チョウドリ氏は、難民に対し心理・社会面の支援を行っている。

多くの患者にとって、カウンセリングは初めての経験である一方で、難民同士よりも外部の人間に対するほうが、比較的心を開きやすいようだとしている。難民が悩みを打ち明けられる相手となり、心が軽くなるように、子どもから大人まで、1日に新患4人から5人と、経過観察の患者4人をみている。

(画像はプレスリリースより)
(C)Anna Surinyach


外部リンク

MSF プレスリリース
http://www.msf.or.jp/news/detail/voice_3688.html

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