ミャンマーニュース

ラカイン州では3月7日から16日に実施される入学試験を前に、セキュリティの強化などの準備を行った。

この期間には全国で84万人以上の学生が試験に挑む。ラカイン州では4万4600人以上が受験する予定で、州は120の試験会場を用意した。

3月5日、ミャンマー情報省では、試験期間中の警備について説明している。

ラカイン州警察隊は試験会場や周辺の安全確保の他、テスト用紙と解答用紙の保管も行う。期間中は警察署に保管され、ラカイン州からネピドーとヤンゴンに輸送する際のセキュリティを強化する。試験期間中に動員される警察官は1700人以上になる。

試験会場には医療チームを派遣し、受験者の健康管理と急な事態の対処を行う。救急車も配備され、州の病院は受け入れ態勢を整える。

その他、試験中の停電発生を防止するため、電力の安定供給も求められる。州のエンジニアは、すべての会場に自立型の発電機を設置することはできなかったが、現時点でできる対策はすべて行ったとしている。

ラカイン州では2016年10月のテロ攻撃以来、不安定な状況が続いている。昨年8月にはマウンドー地域を中心に大規模な暴力行為が広がった。昨年、ラカイン州では3万8400人の学生が入学試験を受けたが、合格したのはこれまでで最も少ない6600人だった。

（画像はプレスリリースより）

外部リンク

ミャンマー情報省
http://www.moi.gov.mm/moi:eng/?q=news/6/03/2018/id-12911