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2018-03-09 03:00

経済

ミャンマーの最低賃金、日給4800チャットに

最低賃金
4092件の反対意見を考慮し決定
3月4日、ミャンマーの国民委員会が、労働者の最低賃金を決定した。

5日、ミャンマー情報省のウェブサイトによれば、最低賃金は1日8時間の日給が4800チャット、時給600チャットと決まった。

1月2日、委員会は最低賃金の設定に関する提案を発表した。労働者や雇用者がこの提案に反対の場合、60日以内に申し出ることが許可されていた。期間中、委員会には4092件の反対意見が届いたという。多くの労働者は日給5600チャットを要求し、雇用者は4000チャットを希望した。

委員会では10の地域について調査を行い、労働者や雇用者と話し合いを重ねた。決定した金額はその結果である。

雇用者側、電力不足などで賃金アップの困難を主張
雇用主は電力供給が不十分なことを理由のひとつとして、賃金や休暇、残業代に対応することが難しいと主張した。しかし、労働者は最低賃金が3600チャットに設定されていたときにも、雇用者が適正に支払わなかった例をあげ、最低賃金の問題点を訴えた。

連合大臣は、この設定金額は物価や為替レート、GDP、インフレ率、近隣諸国の最低賃金などをもとに計算されたことを説明し、
この決定を通して誰かを苦しめたくない。(プレスリリースより)

と語っている。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

ミャンマー情報省
http://www.moi.gov.mm/moi:eng/?q=news/6/03/2018/id-12901

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