2019-04-15 03:00
社会
ユニセフ、自然災害でロヒンギャ難民の子どもの命が危険に晒されていると報告

気候変動で1,900万人以上の子どもに影響が
世界中の子どもの権利と健康を守るために活動する公益財団法人日本ユニセフ協会(以下、ユニセフ)が、自然災害でロヒンギャ難民の子どもの命が危険に晒されていると、4月10日の報告書で発表した。ミャンマーで起きた暴動によりバングラデシュに逃れているロヒンギャ難民。その子どもの数は1,900万人以上にもなっており、ユニセフは報告書「差し迫る嵐:バングラデシュの子どもたちの未来を曇らせる気候変動」の中で、気候変動によって家や食料、健康や教育を確保することが難しくなり、命や将来が危険に晒されるとしている。
国際社会などにイニシアティブ実施の支援を求める
ユニセフは子どもの命を守るため、沿岸のコミュニティの飲料水に、海水が侵入しないようにする技術「管理された帯水層再充電(Managed Aquifer Recharge)」などの普及に向け、国際社会およびパートナー団体に対し支援を求めていくとしている。また、同協会は、1990年代初期から行ってきた防災・減災プログラムへの投資が、気候変動の影響の危機に対するレジリエンスを改善、サイクロンによる死者数を劇的に減少させたと指摘。
バングラデシュの脆弱なコミュニティに対し、気候変動と海面上昇の危険性についての説明などを引き続き進めていく意向を示している。
(画像はプレスリリースより)
(C)UNICEF_UN0286415_Akash
外部リンク
公益財団法人日本ユニセフ協会 プレスリリース
https://www.unicef.or.jp/news/2019/0057.html
公益財団法人日本ユニセフ協会のプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/000001310.000005176.html
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