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2017-01-05 11:00

社会

ノーベル賞受賞者らがロヒンギャ問題を非難

ロヒンギャ迫害
国連に公開書簡を提出
ミャンマー西部で少数民族ロヒンギャが迫害を受けている問題で、歴代ノーベル賞受賞者ら23名が12月29日、国連に対し「ミャンマーにおける人道危機を終わらせる」よう要求。連名の書簡を国連安全保障理事会に提出した。

公開書簡では、ミャンマーにおいて、民族浄化や人道に対する犯罪が広がっていると指摘。また、ロヒンギャ問題解決への指導力の欠如という理由で、ノーベル平和賞受賞のアウンサンスーチー国家顧問兼外相を非難した。
「ロヒンギャの完全かつ平等な市民権保証ため、指導力を少しも発揮していないことに不満を抱いている。」(mizzimaより)
としている。

ラカイン州においてここ数週間にロヒンギャのおよそ3万人の人々がミャンマーから避難している。ロヒンギャ被災者は、ミャンマー国軍による虐殺、強姦、放火の被害を受けたとされ、ミャンマー政府は国際社会から非難され、東南アジア周辺では抗議行動が起こっている。

早急な議論提起、国連事務総長の現地視察を要請
書簡は安全保障理事会に対し、緊急の問題としてこの「危機」について議題に追加すること、潘基文(パン・ギムン)現国連事務総長、もしくはグテレス次期事務総長による現地視察を要請した。

ロヒンギャは、市民権を否定する政府から何年にもわたって悲惨な貧困と差別を受けて苦しんでいる。国連やその他の人権団体は、彼らに完全な権利を与えるようにミャンマー政府に繰り返し要求してきた。

(画像はmizzimaより)


外部リンク

mizzima
http://www.mizzima.com/

REUTERS
http://www.reuters.com/

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