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2016-11-17 09:00

政治

ラカイン州ロヒンギャ族エリアでさらなる暴動 30人以上の死者

ロヒンギャ族
武装勢力と軍の抗争が激化
ミャンマーとバングラデシュの国境近く、ラカイン州北部のロヒンギャ族が暮らすエリアで暴動が起こり、30人以上が殺害された。

この地域では、9人の警察官が殺害されたことをきっかけに、武装勢力と軍の抗争が激化している。11月12日には、Maungdaw地区で暴動が発生し、軍の兵2人を含む6人が死亡した。13日には死亡者は28人に増えたことが報じられた。

攻撃したのが誰かは特定されていないが、軍は、ロヒンギャ族を批難する仏教徒によるものと推測している。被害者は非武装の市民とみられる。

ロヒンギャ族問題の解決、新政権の対策進まず
国連など、国際的な人権擁護団体は、アウンサンスーチー氏をリーダーとする新政権にロヒンギャ族問題の早期解決を期待していた。しかし、現時点では具体的な改善はみられない。

暴動により、3つのロヒンギャ族集落で火災が発生し、400以上の家屋が破壊された。被害地域は広範囲にわたり、多くの人々が住居を失っている。

国連は、
ミャンマー政府は、安全確保の第1ステップのため、国連組織による正確な調査を行う必要がある。(The Guardianより)

と声明を発表している。


外部リンク

The Guardian
https://www.theguardian.com/
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