2017-10-21 05:00
社会
ユニセフ、支援必要額が不足 ロヒンギャ族難民の支援が困難に

子どもを守るための資金が不足 7,600万ドルのわずか7%
世界中の子どもの権利と健康を守るために活動する公益財団法人日本ユニセフ協会(以下、ユニセフ)が、ミャンマーからのロヒンギャ族難民の子どもに対する緊急支援必要額が不足し、支援が困難になる可能性があると、18日のプレスリリースで発表した。ミャンマーからの難民が増加し続けており、需要が既存の資金・資源をはるかに上回っている。今後半年間に子どもを緊急支援するための必要額7,600万アメリカ・ドルに対して、ユニセフに集まった金額は、わずか7%にとどまっている。これらの現状から、ロヒンギャ族難民の子どもを守る支援の継続が困難になる可能性があると訴えた。
安全な水や衛生環境、栄養治療食などへのアクセスが不可に
8月25日以降にミャンマーから難民としてバングラデシュに越境してきたロヒンギャ族の数は58万2,000人で、そのうちのおよそ60%が、子どもだとされている。またユニセフは、難民の数が1週間で、数千人も増加しているとした。今後追加資金が得られなければ、安全な水や衛生環境、栄養治療食などの提供が不可能になるとし、国際社会に対し、更なる支援を呼びかけている。
(画像はプレスリリースより)
(C) UNICEF_UN0136204_LeMoyne
外部リンク
公益財団法人日本ユニセフ協会のプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/
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