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2017-10-20 20:15

社会

国連特使、ミャンマー・ラカイン州北部の村を訪問

国連特使
イスラム教徒・ラカイン族・ヒンズー教徒が暮らす村へ
国連のジェフリー・フェルトマン(Jeffrey Feltman)政治問題担当事務次長が率いる代表団は、8月にテロ攻撃を受けたミャンマー・ラカイン州北部のマウンドー(Maungtaw)とYathedaungの両郡区にある村を訪問した。

訪問先はイスラム教徒が暮らすYathedaung郡区のAnaukpyin村、ラカイン民族とヒンズー教徒とイスラム教徒が仲良くが暮らすマウンドー郡区のNgakhuya村などで、ラカイン州政府のNyi Pu氏が同行している。

フェルトマン政治問題担当事務次長は村人たちに、致命的なテロ攻撃による苦しみ、心配、そして現在の課題を明らかにするよう呼びかけた。

それぞれの村の懸念を聞き取り
フェルトマン政治問題担当事務次長の呼びかけに対し、Anaukpyin村のイスラム教徒は、教育と保健医療、移動と通信のセキュリティ、農業用機械、道路インフラストラクチャー、テロ攻撃で破壊された家屋の再建、TV、雇用機会、近隣の民族との平和に共存するための交渉などに関して述べたという。

また、ラカイン族、ヒンズー教徒、イスラム教徒が共存するNgakhuya村では、異なるコミュニティ間での懸念、雇用機会、安全保障などの課題が明らかとなった。

国連代表団は村への訪問の後、ラカイン州の州都シットウェ(Sittwe)にある仏教徒のコミュニティ「Alotawpyae Monastery」で、テロ攻撃が発生した直後に救助と救援活動を行ったサヤドー(Sayadaw)やSayadaw Bhaddanta Panna Jotaの称号を持つ高僧とも会っている。

訪問中彼らは、安定、平和な共存、異なる民族社会の懸念、地域開発について、サヤドーにアドバイスを求めたという。

代表団はまた、村への訪問前に、ラカイン州政府の代表と会談し、人道援助を効果的に提供する方法、難民の送還、移住とリハビリテーション、地域開発と紛争状態の解消について議論している。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

ミャンマー情報省のプレスリリース
http://www.moi.gov.mm/moi:eng/

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