2017-10-10 20:00
社会
ロヒンギャ族難民への支援を急ぐ 下痢性疾患処置センター開設

脱水による下痢性疾患を防ぐ 3か所の処置センターを設置へ
ミャンマーからのロヒンギャ族難民が、バングラデシュに大流入しており、様々な対策や支援が急がれている。そんな中、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)が、下痢性疾患の拡大を防ぐため、難民キャンプ内の3か所に、処置センターを追加で設置する予定であると、4日のプレスリリースで発表した。8月25日から難民の数が、507,000人にも上っていると推定されており、衛生環境などの悪化から、様々な病気の感染・拡大への懸念が広がっている。UNHCRは2日に、脱水などが原因による下痢性疾患の処置センターを1か所に開設。9日以降には、更に2か所に開設していく。
早急・適切な処置で命を守る 軽度&重度患者に対応
新たな処置センターは、高いアカシアの木を囲む、U字型の建物内に設置され、軽度及び重度症状の患者の対応が可能。軽度症状の患者には、経口補水液の提供を、重度症状の患者には、静脈内塩類補給の点滴の提供ができるとしている。UNHCRは、パートナー団体と協力し、今までに32の浅い掘り抜き井戸と、250の仮設トイレの設置をするなど、活動を進めている。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
UNHCR プレスリリース
http://www.unhcr.org/
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