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2017-09-27 21:00

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外務省、政務官のミャンマー訪問について報告

外務省
ミャンマー政府関係者と会談
外務省は、9月21日から24日まで、堀井巌外務大臣政務官が、ミャンマーを訪問した結果について、ホームページにて報告している。

今回の訪問は、ミャンマーのラカイン州北部の情勢を受けて、ミャンマー政府要人との意見交換のために実施されたもの。

堀井政務官は、9月21日に、首都ネピドーを訪れ、ミン・アウン・フライン国軍司令官、チョウ・ティン・スエ国家最高顧問府大臣、ウィン・ミャ・エー社会福祉救済復興大臣兼ラカイン州勧告実施委員会委員長と会談を行った。

会談の中で、堀井政務官は、ミャンマーの国造りを全面的に支援していくとの日本の方針に変更はないとした上で、ラカイン州北部において8月25日に発生した武装勢力による治安部隊や警察施設への襲撃行為に対して非難を表明した。しかし、その後の現地の人権や人道的状況、避難民が発生している状況については深刻な懸念を表明し、人権を完全に尊重した形で治安回復を行うよう要請した。

そして、日本政府は、今回の衝突で影響を受けた人々に対し、100万ドルを上限とする緊急支援を実施する予定であること、ラカイン州助言委員会の平和と安定のための勧告の履行にかける、ミャンマー政府の取組を支援していくことを伝達した。

これに対し、ミャンマー側の関係者は、日本の支援への謝意を表明した上で、ミャンマー政府は、民主主義の確立・人権の尊重・平和と安定・法の支配の確保に専心しており、全てのコミュニティに対する公平な人道支援の実施に努めていると述べた。

そして、治安部隊に対しては、法と規則に厳格に従い、過度な力の行使を抑制するよう指示しているとした。

また、ラカイン州助言委員会の勧告を履行するように努力すること、避難民の帰還や再定住については、バングラデシュ政府との合意に沿った形で進めていくことが表明された。

ラカイン州視察にて国際機関関係者と意見交換
その後、9月22日から23日にかけて、堀井政務官はラカイン州シットウェを訪問し、ラカイン州政府関係者、現地国際機関および国連関係者との意見交換を行うとともに、シットウェ郊外にある避難民キャンプを視察した。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

外務省
http://www.mofa.go.jp/

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