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2017-08-07 19:00

文化

チン族の伝統的な織物、国内外からの需要上昇

チン族
ミャンマー各地にチン族の伝統的織物店
ミャンマー北西部に位置するチン州のハカ(Haka)、ファラム(Falam)、ティディム( Tiddim)で暮らす地元住民は、国内外からの需要が上昇しているため、一年中、チン族の伝統的な織物を手織りしている。

チン族はたいてい結婚式や特別な行事などで伝統的な衣装を身にまとっているが、近年、チン族の伝統的な織物は、チン民族だけでなく他の民族も織っているという。

そのため、ヤンゴン(Yangon)をはじめ、マンダレー(Mandalay)、モンユワ(Monywa)、カレ(Kale)、タム(Tamu)などでチン族の伝統的な織物店がオープンしている。

ハカで手織りをしているMa SweeSwee氏によると、最近では手織りの織物が売れており、海外で暮らすほとんどのミャンマー人は、綿100%で織られたチン族の伝統的な衣装を好むという。

手に職を持つチン族の女性
チン族の伝統的な織物は、これまで手織りで作られていたが、現在、カレ、ガンゴー(Gangaw)、モンユワ、アマラプーラ(Amarapura)では、機械で織られているという。

一方、チン州の丘にある村々では、これまで通り手織りで織物が作られ、全ての家でこの伝統的なスタイルを目にすることができる。

また、チン族の伝統的な習慣では、年配者から若い世代に手織りの技術が伝えられる。さらに、国内事業のために訓練も行っているという。

女性の衣服を織るのに約1カ月かかり、伝統的な衣装はデザイン、パターン、色、テクスチャによって、約8,000円から8万円で販売されている。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

ミャンマー情報省のプレスリリース
http://www.moi.gov.mm/moi:eng/

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