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2017-06-16 20:00

政治

ミャンマー国連常駐・人道調整官 ロヒンギャ問題の対応不備で辞任

国連常駐・人道調整官
5年の任期を前に辞任へ
国連は6月13日、ミャンマー国連常駐・人道調整官のレナタ・ロック・デサリエン氏が辞任していたことを確認した。ミャンマーのイラワジ紙と英BBCが報じた。

同氏は、これまでに中国、バングラデシュ、ブータンにおいても国連常駐・人道調整官の職を歴任し、2014年からはミャンマーで同職を務めていた。

同職の任期は5年間だが、ミャンマー西部・ラカイン州のロヒンギャ問題が改善されなかったため、任期終了を前に辞任したとみられる。

国連の内部文書「ミャンマー事務所は機能せず」と記載
昨年、ミャンマー軍が少数民族のロヒンギャに対して、性的暴行を加えたりするなどして弾圧した際、多くのロヒンギャらは国外へと避難した。

しかし、国連ミャンマー事務所は、そのような状況においても、ロヒンギャ問題解決のため対応はとっていなかった。

また、同氏は昨年、ロヒンギャ問題視察のためにラカイン州を訪問した。その後、ロヒンギャ問題に対する記者会見が行われた際、記者らに対し、記者会見の内容を公開しないようにと伝えたところ、激しい批判を受けたという。

なお、国連の内部文書には、国連のミャンマー事務所は緊迫した雰囲気に包まれており、「全く機能していない」旨が記載されていたという。

(画像はThe Irrawaddyより)


外部リンク

The Irrawaddy
https://www.irrawaddy.com/

BBC NEWS
http://www.bbc.com/news/world-asia-40256083

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