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2017-12-19 13:00

経済

ミャンマー米協会、マウンドー地域の水田おける米の収穫を支援

ミャンマー米協会
労働者不足で収穫できない状態
ミャンマー米協会(以下、MRF)とミャンマー農学公社(以下、MAPCO)は、ラカイン州マウンドー地域のマウンドー県とYathedaung県に対し、米の収穫機と乾燥機を提供した。この地域では、8月の襲撃による労働力不足のために、多くの水田が運営できず放置されている状態となっている。

政府と専門機関の援助により、1,500エーカーの水田の米が、機械によって収穫された。

MRFの会長であるU Ye Min Aung氏は、Union Enterprise for Humanitarian Assistance, Resettlement and Development in Rakhine (UEHRD)について、次のように説明した。
「UEHRDは、9つのワーキンググループを作っており、その中には農業と畜産グループもあります。また、MRFは、農業関連の問題に対処しています。マウンドーやButhidaung、Yathedaungで所有者がいない水田、米の収穫ができない民族が所有者の水田について、機械で収穫を行います。」(プレスリリースより引用)

MRFとMAPCOは、マウンドー県で8つの収穫機を使用し、Yathedaung県で14の収穫機を使用した。収穫した米を無駄にしないために、米の乾燥機は、ButhidaungのAlethankyaw村とKyeinchaung村に設置されている。

収穫機を提供し精米所も建設へ
Yathedaung県のZedipyin村の農家で、30エーカーの水田を持つU Maung Soe Win氏は、次のように述べた。
「地域のイベントのために、農家の労働力が不足していましたが、ミャンマー米協会が収穫機を持って来てくれて、とても助かりました。1エーカーで30カゴが収穫されます。もし、政府が技術的または財政的な支援を提供してくれたら、米農家にとって非常に大きな助けになります。」(プレスリリースより引用)

また別のMRFの支援に感謝し、この地域では、収穫の時期に労働者を雇用しますが、毎年、農業労働者が不足していること、そして最近の問題のために、さらに悪化しており、収穫が間に合わないと考えられていた、と説明した。

MRFとMAPCOは、マウンドー県とButhidaung県のKyeinchaung村、Alethankyaw村、 Ngakhuya村において、2つの15トン用精米所と、2つの6トン用精米所の建設を計画している、ということを伝えた。

MAPCOのU Ye Lin Aung氏によると、既に精米機械は送られているが、準備が未完のため設置はされていない、シーズン中に建設が完了する予定である。

マウンドー地域で成功を収め他地域にも
UEHRD は、10月21日に、グループ基本インフラ建設グループ・農業と畜産グループ・経済特区開発グループ・情報と広報グループ・雇用創出と生活研修グループ・健康グループ・小規模融資グループ・クラウドファンディンググループ・旅行開発グループという9つのワーキングを設立した。

これらにより、UEHRDの重要な要請や緊急の要請が検討され、解決されることとなる。そして、ラカイン州における再定住や人道支援のような現在の問題だけでなく、ビジネスの立ち上げ、雇用機会の創成、貿易と投資の増加のような中期および長期の問題を解決していく。

MRFのU Ye Min Aung氏は、次のように述べた。
「国家顧問は非政府組織であるUEHRDを設立し、民間事業団体とビジネスマンが、ラカイン州の再建に参加しています。主に、マウンドー、Buthidaung、Yathedaung地域が再建される予定です。プロジェクトが成功したら、政府との官民パートナーシップは、他の州や地域にも参入します。それがこの事業の目的です。」(プレスリリースより引用)

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

ミャンマー情報省
http://www.moi.gov.mm/15/12/2017/id-12313

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