ミャンマーニュース

国際協力担当大臣のU Kyaw Tin氏が率いるミャンマー代表団は、中国の雲南省、大理市で開催された第3回メコン川協力外相会議に参加した。

中国とカンボジアの外相が共同議長を務めた第3回メコン川協力外相会議は、12月15日に開催された。会議には、カンボジアの国際協力外務大臣のPrak Sokhonn氏、中国の外務大臣であるWang Yi氏、ラオスの外務大臣であるSaleumxay Kommasith氏、タイの外務大臣であるDon Pramudwinai氏、ベトナムの副大統領兼外務大臣であるPham Binh Minh氏が参加した。

会議では、未来に向けたメコン川協力の枠組みにおける協力を促進するための活発な意見交換が行われ、また、2018年1月に、カンボジアのプノンペンで開催される第2回メコン川首脳会談の準備についても話し合われた。

さらに各国外相は、メコン川5ヶ年アクションプラン（2018-2022）について意見が一致し、第2回メコン川首脳会議に提出することに合意した。会談後、共同記者会見が行われた。

中国は、メコン川周辺諸国の中小企業の支援を目的とする3億ドルのメコン川協力特別ファンドを設立し、投資するプロジェクトとして、ミャンマーの10プロジェクトを承認した。

それは、内務省からの1プロジェクト、宗教・文化省からの2プロジェクト、農業・畜産・灌漑省の5プロジェクト、運輸・郵政省の1プロジェクト、教育省からの1プロジェクトであり、総額240万ドルの投資を受けることとなる。

ミャンマー代表団は、中国のWang Yi外相が主催した歓迎の昼食に出席し、その後、6ヶ国の外相は、メコン川協力体制を締結についての写真展のオープニングセレモニーと、メコン川中国担当者によるウェブサイト立ち上げ記念のセレモニーに参加した。さらに、夕方には、南省党書記のChen Hao氏が主催する宴会に参加した。

また、ミャンマーのU Kyaw Tin大臣は、ダリホテルにおいて中国の外相と会談を行った。両大臣は、2国間の関係と協力を推進することに関する事項について誠意を持って協議し、国際フォーラムにおける協力を強化するとともに、メコン川協力における意見交換を行った。

今回のメコン川協力は、メコン川流域の6ヶ国、カンボジア、中国、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナムの間の協力体制の新しい形を作るために、政治的や社会経済的開発の分野における協力を推進することを目指し、2014年にミャンマーにおいて開催された第17回アセアン中国サミットで、中国のLi Keqiang首相により提唱されたイニシアチブに引き続き、話し合いが行われたものである。

（画像はプレスリリースより）

外部リンク

ミャンマー情報省
http://www.moi.gov.mm/17/12/2017/id-12330