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2017-12-15 10:00

文化

バガン地域の住民からの要望、古代遺跡を守るために調整

バガン
世界遺産認定を目指すことに協力
バガン地域では、住居エリアに住む人々により3点の要望が提出されたが、遺跡エリアがユネスコの世界遺産に認定されることを目指して継続的な協力を行うことから、変更されることとなった。

宗教・文化省は、住居エリアに住んでいる人々から、ビジネスのために制限をなくすために、住居エリアを「中間ゾーン」とみなすという請願を受けた。

しかし、住民は、政府に対し、3点の要望がバガンが世界遺産に認定されるための政府の尽力の障害になるのであれば、変更してもよいとの意向を示した。そこで、宗教・文化省大臣は、3点の要望を変更するために地域の人々と調整を行った。

景観を妨げない建築を
まず1つ目の変更点は、地域の人々の要望に基づき、「住むために、農地として使用するために、美術や工芸の製作のような伝統的なビジネスを実施するために、そして、オフィス・店舗・レストラン・ログハウスを作るために、建築を許可する」とした。

2つ目の変更点は、「旅行者のための宿泊施設を建設するエリアは、2,400平方フィートを超えてはならない、また、建物の高さは40フィート以下にする」である。

そして、3つ目の変更点は、「衛星放送テレビやその他の付属設備について、邪魔になる設置を行ってはならない」である。

これに関して、通信用タワーを設置する場合は、通信システムが古代遺産の景観を妨げないようにするために、建築は、文化遺産のもつ価値への開発等による影響度合いの評価(Heritage Impact Assessment)に従って許可を受けなくてはならない。

これらは、バガン地域を文化的遺産ゾーンとして設計するための国家の計画に貢献するように、地域の人々に要請したものである。

(画像はミャンマー情報省より)


外部リンク

ミャンマー情報省
http://www.moi.gov.mm/moi:eng/?q=news/

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